競馬新聞の「◎〇▲△×」の意味を解説!印からの予想方法も

競馬予想の際、競馬新聞でも、テレビ番組でも、インターネットの予想サイトでも、

◎〇▲△×

このような印を用いて予想されていることは多いです。

 

これは、競馬予想をする際に欠かせない情報の一種ですが、初心者の方は、印の意味について理解されていない人が多いと思います。

 

競馬予想印の意味をしっかりと理解すると、馬券の的中率や回収率が飛躍的に高めることができるでしょう。

 

今回は、印ごとに、それぞれどういった意味があるのかを紹介します。そのあとに、印を使ってどのように馬券の買い目を組み立てられるのかを紹介していきます。

代表的な印を紹介

◎(本命)

◎は印の中でも最も重要な印です。

 

◎は出走馬の中で1着に立つ可能性が最も高い馬、もしくはメンバーの中でもっとも馬券に絡む馬のことを指します。

 

出走馬の中で一番評価の高い馬ということとなり、馬券を購入する際、◎の馬を軸にして購入するのが一般的な買い方になるでしょう。

 

特に、回収率や的中率の高い予想屋が打つ◎は、信頼度が非常に高く、印の中でも最も重要な記号となります。

〇(対抗)

本命馬に対抗できる馬には〇印が打たれます。

 

出走馬の中で2番目に評価されている馬に〇印が打たれます。言い換えれば◎に次いで評価を得ている馬のことで、こちらも重要な印となります。

 

本命馬よりは評価は劣るものの、本命馬を抑えて1着に来る可能性も十分ありえる馬です。

 

また、馬連や三連複といった複合馬券を購入する際は、◎と同等に扱われる傾向もあります。

▲(単穴)

◎や〇に次いで、評価の高い馬のことで、3番目に評価の高い馬に打たれます。

 

◎や〇と比較すると見劣りするけれど、展開次第で逆転できるであろう馬もこの印が打たれます。

 

こちらも◎や〇と同じくらい重要な記号です。

 

単穴の特徴としては、人気落ちしている馬に打たれる傾向が意外と多いです。

 

特に、的中率や回収率の高い予想屋が不人気馬に単穴印を打っていたら軽視するのは危険ともいえます。

△(連下)

△は連下(れんか・れんした)と呼び、一般的にはれんかと呼ばれますが、れんしたでも間違いではありません。

 

連下は、1着に来る見込みはないけど、2.3着なら来る可能性のある馬のことを指し、いわゆる「押さえ」「ヒモ」と呼ばれます。

 

本命・対抗・単穴の次の評価となります。

 

△印は、本命・対抗・単穴と違って、一つの出馬で複数印が打たれているのが特徴です。

 

2.3着に絡むであろう馬を指す△印は、三連系馬券で、3着候補を幅広く購入する際に参考にされます。

 

また、△は人気のない馬につけられる傾向もあり、相手次第では高配当にも期待できるのです。

 

無印(むじるし)

馬券に絡まないであろう馬には印はつきませんが、そのような馬は無印が付けられます。

 

無印も連下と同じく、一つの出馬表に対して複数存在します。

 

さて、馬券購入者の多くは、新聞の印を参考にしながら予想されている方が多いです。無印の馬は馬券に絡まないであろうと評価されている馬で、無印が多い馬ほど、誰も購入しようとはしません。

 

そのため、配当妙味は高くなりがちです。

 

そのため、あえて、印のない馬の馬柱を見極めて逆張りすることで、一発当てる大穴党も存在します。

各新聞ごとにオリジナルの印も存在する!

ほとんどの競馬新聞では「◎〇▲△」という印を主流に使われていますが、印はこれだけではありません。

 

競馬新聞社の中には、オリジナルの印を導入している新聞社もあります。

 

「◎〇▲△」と比べると、認識度が低く、印によっては競馬経験者でも理解されていない印も存在するかもしれません。

 

競馬新聞に比較的掲載されやすい印を紹介していきます。

×(大穴)

×は消し・無印と思われがちですが、実際は伏兵馬のことを指し、能力は◎〇▲△の馬に見劣りするが、展開次第で馬券内どころか、勝利まで手にする可能性もある馬です。

 

大穴に指定された馬のほとんどは、人気落ちしている傾向が多く、その分、オッズ・配当妙味が高いのが特徴です。

 

近年は、競馬新聞では使用頻度が減少しつつありますが、一部の、ネット新聞などでは活用されているサイトもあります。

二重三角

競馬エイトや競馬ブックで利用されている二重三角(◎の三角バージョン)は、▲(単穴)と△(連下)の間の評価ということで、出馬表の中で4番目に評価されている馬のことを指します。

 

また、複数ある△の中で二重三角がついた馬は△を付けられた馬の中で最も評価の高い馬という意味もあります。

 

連下よりも評価は高いですが、あくまで出馬表の中の4番手評価ということで、二重三角は出走馬の中でひとつしか付けられません。

 

◉(グリ・マルドン)

スポーツ紙のニッカンスポーツや競馬エイトで利用される◉は日刊競馬では「グリ(グリ丸)」、競馬エイトでは「マルドン」と呼ばれてます。

 

名称こそニッカンスポーツや競馬エイトで異なりますが、意味は一緒です。

 

◉は一日に開催される全てのレースの中で、もっとも本命にした馬が勝つ見込みがある場合に使われます

 

言い換えれば勝負レースに打たれるといってもいいでしょう。

 

◎の上位互換となるため、◉が打たれた場合は◎マークはありません。

 

ただし、一日に開催される全レースで◉は一度しか使えないため、滅多にみられるものではありません。

 

逆に言うと、◉が付けられたレースはその予想屋が太鼓判を推しているということになるため、軽視はできないということなのです。

☆(ほし)

☆は文字通り、ほしと呼びます。

 

☆は◎〇▲△ほどではないけれど、勝てる見込みのある馬に付けられるケースがあります。また、記者のお気に入りの馬に付けられるケースもあります。

 

☆印は、競馬新聞によって導入されている新聞と、導入されていない新聞があります。スポーツ紙のニッカン競馬では全てのレースに☆印がつけられていますが、新聞によっては一部のレースのみ付けられていることもあります。

 

先ほど紹介した×印と意味合いが似ていて、☆印を導入している新聞社は×印を導入していません。逆に、☆印を導入していない新聞社は×印を導入していることがあります。

注(注意)

「注」はその名の通り注意したい馬、警戒したい馬のことを指します。

 

1.2着は見込めないが、3着に滑り込んでくる可能性のあることを指しています。

 

△(連下)と比較すると、さらに馬券内入選の見込みが少ない馬に付けられることが多いです。ただし、注の印が付いた馬は総じて人気のない穴馬ばかりなので、三連系でヒモを探す際、注印が付いた馬には目を配りたいですね。

印からレースを予想する

印には様々な意味合いがあります。

 

競馬新聞の印を活用して予想される方は、どのように予想されているのでしょうか。

 

実は、購入する券種や、買い方によって、重要な記号は変わってくるのです。

 

印から読み取れるレースの特徴を紹介しましょう。

重い印が多数ついた馬は高確率で1着に絡むと予想されている

馬券を組み立てる際、基本的には1着の馬を探すことから始めます。当然のことながら、◎が付いている馬ほど1着に絡むと予想されているため、◎の印が付いた馬を1着に予想するのが一般的です。

 

◎をつけている予想屋が多ければ多いほどその馬に対する信頼度は抜群に高く、単勝や複合馬券の軸にするのが最適ともいえるでしょう。

 

ただし、レースによっては◎が分散している傾向もあり、その場合は抜けた馬が不在で実力が拮抗していると捉えることもできます。

 

また、◎が多数ついていたとしても、配当妙味に期待ができない場合は、無理に単勝や複勝を買うよりも馬単や三連単で一着固定にして、配当妙味を上げる方法もあります。

 

◎と〇が特定の馬に集中した場合は複合馬券がオススメ

特定の馬に◎や〇が多数ついた場合は、単勝や複勝で購入するよりも、馬連や馬単でといった、高配当が見込める券種で馬券を組み立てるのがオススメです。

 

◎や〇が一部の馬に集中した場合、単勝や複勝に投票が集中するため、仮に的中したとしても配当は安くなりがち。しかし、複合馬券であれば配当が増す可能性もあります。

 

馬連や馬単で小数点買いで購入する方法もありますし、三連系馬券で1.2着固定からの流しで、高配当を狙ってもよいでしょう。

 

△が多数ついた馬は配当妙味に期待できる

△は◎・〇・▲に劣る馬券ですが、レースによっては△が多数ついた馬も存在します。

 

△は1着に絡む見込みはないものの、2.3着には転がり込んでくると見込まれた馬を指すため、△が多数ついた馬は着順問わず馬券に絡む可能性が高いとも捉えられます。

 

△が多くついた馬は、◎や〇の馬と比べると、評価は下の馬なので、言い換えれば人気落ちしやすい傾向にもあります。

 

そのため、ワイドや三連複といった、馬券内にさえ転がり込んだら着順を問わない券種においては、あえて△が多数ついた馬を軸にして人気馬で流す買い方もあります。

 

×・☆は記者の実力を見てから馬券に組み込むかを考える

新聞にもよりますが、×・☆を導入している競馬新聞もあります。

 

×・☆は展開や馬場に恵まれたらアタマまで絡む可能性があると見込んで予想屋は印を打ちますが、基本的には穴馬です。

 

穴馬は人気落ちしている傾向が強く、馬券に絡む可能性はそこまで高くありません

 

しかし、記者によっては穴馬を好む記者もいます。穴馬で高配当をコンスタントに叩き出している記者がつけた×や☆印の馬は決して軽視しないほうがいいでしょう。

 

逆に、本命党の予想屋は◎~△印の範囲内で結果を残している傾向が多いため、本命党がつけた×や☆印はそこまで気にしなくてもいいでしょう。

信頼できる予想屋の印とは

競馬新聞の印は、多数ついている馬であればあるほど、多くの人に支持されていることが分かりました。

 

しかし、印をつけている予想屋の馬券収支が悪ければ、その印に対する信頼度もガクッと下がります。逆に、年間収支がプラスの予想屋の印は、信頼できますよね。

 

競馬予想屋には本命で勝負する人もいれば、穴馬を好む人、また、単勝や複勝を好む人もいれば、三連単で一発当てる人もいて、好みは分かれます。

 

それぞれの予想屋の好みと、過去の実績を見ながら、信頼のある予想屋の予想を参考にするのが一番大切になってきます。

 

印を把握した上で、実績のある予想屋の印を参考にして、競馬ライフを楽しんでください。

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