競馬は様々な方が予想されています。
特に、競馬を扱っている新聞社では、各社ごとに、それぞれ腕のある競馬記者が毎週のように、競馬予想をされています。
競馬新聞を購入される方の大多数は、馬柱の情報を目当てに購入されるわけですから、馬券を購入する際は記者の印も常に意識します。
もし、どんなレースにおいても、的中させることができ、回収率を上げている記者がいるのであれば、誰もがその記者を信頼するでしょう。
逆に、全く当たらない記者には見向きもしませんよね。
そのため、競馬記者も安易に印を打っているのではなく、信頼を得るために日々、錯誤しながら競馬予想に取り組まれています。
しかしながら、競馬記者も人間ですから、当たることもあれば、外れることもあります。むしろ、外れていることの方が多いでしょう。
今回は、競馬に携わる新聞記者の中でも、実績のある記者をランキング形式で紹介したいと思います。
ランキングに当たっては、回収率の高い記者よりも、しっかりとしたロジックに基づいて予想されている記者、または、納得できる予想を立てられている記者を紹介していきます。
デイリースポーツで競馬予想をされている井上達也記者は、元々は地方競馬専門紙である「競馬キンキ」の競馬記者でした。
そこから馬三郎に移り、トラックマンを7年経験した後にデイリースポーツに移籍されました。
元々ブレない予想を立てることをモットーにしているデイリースポーツにおいて、井上記者の予想は、関係者から新鮮な情報を入手し、なおかつデータを駆使した予想をされています。
過去のデータを駆使して予想された井上記者はグリーンチャンネルの番組であるトラックマンTVにも出演されています。
トラックマンTVのコーナーである自身の勝負レースにおいて、2018年はプラス収支で192000円で回収率291%という数値を叩き出し、2017年は149150円で回収率259%で一年を終えられました。
このコーナーは、毎週のレースを予想するわけではなく、年に数回のみ、自身のあるレースを予想するコーナーですが、回収率200%越えを二年連続で達成するのは並大抵のことではありませんね。
予想されたレースは、しっかりとした根拠に基づいて予想されているため、信頼度も十分あります。また、券種の中でも特に難しい三連単で馬券を的中させていることから、頻繁に万馬券を的中させています。
このことから、記者の中でも井上記者はかなり信頼できる競馬記者であることが分かります。
サンスポに所属の板津雄志記者も精度の高い予想を立てられていて、予想記者の中で知名度の高い記者です。
競馬番組にも出演されていて、BSイレブンの競馬中継番組にて、競馬予想を行っていたりします。
板津記者の予想は「人気馬のアラ探し」から始まります。人気馬の欠点を虱潰しに探り当て、人気落ちしている馬で、勝利できる馬を本命にする傾向があります。
そのため、人気落ちしている馬が本命の時は、そのレースの人気馬に何らかの短所があったとみられます。
逆に、人気馬を本命にしたときは、大きな不安要素がなく、また、相手関係を考慮しても、人気馬が勝ち切ると捉えることもできます。
長く競馬に携わっている方ですが、昔も今も予想精度の高さは健在で、2020年もサンスポの予想で、2週連続で9万馬券を連発し、今年も絶好調の記者です。
東スポの新聞記者だけでなく、テレビ東京のウイニング競馬にレギュラー出演されている虎石晃(とらいしあきら)記者も有名な競馬予想家です。
虎石記者は2012年に10週中9回馬単的中し、馬券収支をプラスで終えた実績のある記者です。
ただでさえ的中の難しい馬単を短期間に9回も的中したことで、一躍凄腕競馬記者として知られるようになりました。
虎石記者は馬単や三連単といった難しい券種を好まれる記者で、土曜日のメインレースはもちろん、東スポでは日曜日のレース予想も行われています。
最近では、アーモンドアイが2度目のリベンジに挑んだ2020年の安田記念にて、本命に3番人気のグランアレグリアを選んで見事三連単を的中させています。
2019年の有馬記念においても1番人気に支持されたアーモンドアイではなく、同じ牝馬のリスグラシューを本命にしました。
この有馬記念では三連単で購入されていましたが、3着に入選したワールドプレミアが抜けていたため、馬券は不的中でした。
しかしながら、4着に入選したフィエールマン、5着入選のキセキは相手に選んでいたため、馬券は外れても精度の高い予想を公開されていました。
虎石記者の予想は、負けても信頼できるのです。
なお、虎石さんは大穴というよりも人気~やや人気馬を本命にすることが多く、手堅い予想をされることが多いです。
スポーツニッポンの仙波広雄記者は、テレビ朝日のweb番組であるテレ朝動画番組「美味しい競馬」において、
教えて仙波記者!穴馬未来予想
というコーナーを設けられています。
そのコーナー名を見て分かるように、仙波記者は専ら穴党です。
2020年の3月15日の中山の条件戦のレースにおいて、13番人気のローレルジャックを本命にした三連単を的中させ、99万4270円の超高額馬券を見事的中させました。
それ以外にも一週間のうちに何度も万馬券や10万馬券を的中させています。
高配当穴馬を積極的に狙っている記者なので、外れることの方が多いですが、当たった時の爆発力は本物です。
競馬で一発、大金を掴みたいという方は、スポニチの仙波記者の予想に便乗するのが面白いかもしれません。
辻敦子記者は日刊スポーツで予想されている女性記者です。
辻敦子記者は日刊スポーツにて
ひみつのアツコちゃん
というコーナーを掲載されています。
日刊スポーツでは「万馬券女王」のあだ名で知られており、2020年の5月半ば時点で的中させた三連複万馬券は43本と、その通り名通り、高配当をピンポイントで叩き出しています。
その辻敦子記者の予想は中穴狙い。
日刊スポーツでは、木南記者とともに、穴党として有名で、他の記者が人気のある馬を本命にする中で、木南記者と辻敦子記者は人気に惑わされず、穴馬でも本命を打ちます。
そのスタイルから、多くの購読者から人気を集めています。
もちろん、ただ穴馬に印を打つだけではありません。
例えばサトノダイヤモンドが勝った2016年の菊花賞では、サトノダイヤモンドでも、良血のエアスピネルでもなく、9番人気のレインボーラインを本命にし、見事三連複17750円を的中されました。
2018年のスプリンターズステークスにおいても、11番人気の当時3歳のラブカンプーを本命にし、対抗にファインニードルを選択しています。
穴馬を好まれますが、全ての馬の馬柱をチェックされていて、人気のある馬でも上位入選するのであればしっかりと重い印を打たれているのも好感が持てますね。
今やかなりの人が競馬新聞を通して、競馬予想を立てられています。
最近ではnetkeiba.comや競馬ラボといった大手サイトにて、有名人の予想が見られたり、Youtubeの有名人チャンネルで簡単に予想が見られるため、実績のある記者の予想しか信頼されない時代になりました。
その中でも今回は、何年も実績を重ねてきた、実力のある記者を紹介しました。
もし、今回紹介した記者の中で好みのある予想をされている記者がいましたら、予想の参考にしてみてください。